色について
世の中には色があふれています。人間が識別できる色数は一説によると、数百万種
とも言われています。色は組み合わせ方によっては、見る人に心地よい印象を与えた
り、不快感を与えたりします。インテリアに用いる色の場合、単に色同士の調和では
なく、そこにいて心地よく感じられることが大切です。
暖色と寒色
色には、暖かさや寒さなど温度を感じさせる心理的効果があります。もちろん、色自身
に温度はありません。暖かさを感じさせる色を「暖色」と言い、反対に寒さを感じさせる
色を「寒色」と言います。
暖色と寒色では体感温度が3度も違うと言われています。その他、暖かくも寒くも感
じさせない色を「中性色」と言っています。
暖色系 |
寒色系 |
・飛び出て見える(圧迫感がある)
・膨張して見える
・時間の経過が遅く感じる
|
・後ろに下がって見える
・伸縮して見える
・時間の経過が早く感じる |
色の性質
ピンク |
幸福感のあるやさしいピンクは心身を和らげる効果があります。
女性ホルモンの働きが活発になるため若々しくなります。 |
クリーム |
軽快な感じがするクリームは若者に人気があります。
食欲がわく暖色系なのでキッチンやダイニングにおすすめです。 |
イエロー系 |
明るいアイボリーやイエロー系は、壁とよくなじみ部屋を広く
感じさせます。自然光に最も近い色といわれ希望、願望
の表現色です。 |
ベージュ |
ベージュはナチュラルカラーの代表でありインテリアのベー
シックカラー。心穏やかにくつろぎをイメージさせるので全て
の空間で幅広く使えます。 |
グリーン |
グリーンは疲れた身体を癒してくれるリラックス効果があります。
読書やパソコンで疲れた目も休まるかも。ストレス解消にも
おすすめです。 |
ブルー |
ブルーは爽やかなクールな印象、水色のように薄い綺麗な色
は清潔感があります。集中力を高めたり沈静的なムードが楽
しめます。又、時間の経過を早く感じさせます。 |
オレンジ |
太陽を思わせるオレンジは陽気さや活発さが表現できます。
食欲も高まり元気を与えてくれます。又、時間の経過を遅く
感じさせます。 |
効果的な色の使い方
■窓をアクセントにする場合
窓にポイントを持ってくるためには、窓に派手な色を使い、窓以外の内装材や家具
などは、おとなしい色にしておくことがポイントです。窓だけが浮くようなら、花や
小物に、窓と同じ色をつけると馴染みやすいです。
■窓を空間全体に溶け込ませる場合
窓を目立たせず、空間全体に溶け込ませる場合は、壁の色と近い、淡い色を選び
ます。
この際、アイボリーやベージュにしておくと、飽きがきにくく、また、淡い色は、
部屋を広く見せてくれる効果もあります。沈静的なムードが楽しめます。
■空間全体を同系色でまとめる場合
品のいい部屋をつくるためには、空間全体を同系色でまとめます。 その際、窓は
淡く、ソファはやや暗めに、小物などはやや派手にというように、空間全体で濃淡
の効果がでるようにします。
■空間全体をカラフルな印象にする場合
楽しい感じの部屋を作るためには、空間全体をカラフルな印象になるようにまと
めます。 ただし、色は3系統以内にして、窓の色とクッションの色をそろえるなど
色の氾濫に要注意しましす。
おすすめWEBサイト
東京 結婚相談所
Last update:2023/4/19
|